三原じゅん子の年収の真相！資産ゼロの裏側と自宅の値段

ニュースや国会中継でその姿を見ない日はないほど、政界の中心で存在感を放ち続ける元女優の活躍に、一体どれほどの資産を築いているのかと三原じゅん子の年収に興味を抱く方は多いのではないでしょうか。

横浜の一等地に立つとされる自宅豪邸の購入疑惑や、現在の華やかさとは対照的な実家の過去など、お金にまつわる話題は尽きません。

一方で、公私を共にする24歳年下の旦那の職業は何なのか、夫の学歴や現在の働きぶりはどのようなものか、さらには夫婦の間に子供がいるのかといったプライベートな側面も気になるところです。

華やかな芸能界を去り、なぜ政治という厳しい道を選んだのか。その決断の裏にある真実と、誰もが気になる懐事情の全貌を徹底解説します。

三原じゅん子の年収は？議員報酬と資産の実態に迫る

• 議員や大臣の給与内訳と「資産ゼロ」のカラクリ
• 横浜の自宅は豪邸？1億円超え物件購入の噂とは
• 実家は板橋区？貧しかった幼少期と経済事情
• 女優時代の全盛期収入と比較！議員の方が稼げる？
• なぜ政治家へ転身した？金八先生からの手紙と覚悟

議員や大臣の給与内訳と「資産ゼロ」のカラクリ

三原じゅん子氏の年収について調査すると、参議院議員としての基本給に加え、大臣としての役職手当が含まれることで、一般的なサラリーマンの生涯年収の一部をわずか1年で稼ぎ出すほどの高水準にあることがわかります。

特に2024年、第1次石破内閣において「こども政策担当大臣」や「女性活躍担当大臣」などの要職に就任したことで、その収入はさらに増加傾向にあります。

しかし、一方で資産公開資料では「資産ゼロ」と報告されることがあり、多くの国民がその実態に疑問を抱いています。ここでは、その収入の内訳と資産公開制度のカラクリについて詳しく解説します。

収入構造と「第2の財布」の存在

国会議員の収入は、法律で定められた「歳費」と「期末手当（ボーナス）」が基本となりますが、三原氏のように大臣職に就くと、さらに大臣給与が適用されます。これらを合算すると、額面上の年収は約2,900万円前後に達すると推定されます。

さらに、これとは別に「調査研究広報滞在費（旧・文書通信交通滞在費）」という非課税の手当が支給されます。これは月額100万円、年間で1,200万円にもなり、領収書の公開義務が厳格ではないため、実質的な「第2の財布」として活動資金に充てられているのが現状です。

こども家庭庁を所管する大臣として、保育士の処遇改善や人件費の問題、児童手当の拡充といった重要な政策課題に取り組む三原氏ですが、自身の待遇もまた、それに見合った重責を担う額となっています。以下に、三原氏の推定される収入構造を整理しました。

資産公開で「ゼロ」となる理由

これほどの高収入がありながら、なぜ過去の資産公開で「資産ゼロ」と報告されたのでしょうか。その理由は、資産公開制度の「対象範囲」にあります。この制度では、本人名義の土地、建物、定期預金、株式などは報告義務がありますが、「普通預金」や「タンス預金」、そして「家族名義の資産」は報告の対象外となっています。

つまり、給与がすべて普通預金に入っている場合や、不動産が夫の名義であったり、ローン残高との兼ね合いでプラス資産として計上されなかったりする場合、書類上は「資産なし」となります。

自由民主党の参議院議員として要職を歴任し、現在は大臣として会見やSNSでの発信を行う三原氏ですが、公表される資産データだけで経済状況のすべてを判断することはできません。

見かけ上の数字がゼロであっても、それは制度上の仕組みによるものであり、実際には安定した経済基盤の上で政治活動を行っていると言えるでしょう。

横浜の自宅は豪邸？1億円超え物件購入の噂とは

三原じゅん子氏の私生活における拠点として注目されているのが、神奈川県横浜市内に構える自宅です。報道や登記情報によると、この自宅は土地と建物を合わせて総額1億円を超える「豪邸」であると推測されています。

場所は横浜市中区の高級住宅街として知られるエリアで、かつて豪商が邸宅を構えた歴史ある土地柄です。24歳年下の夫と共に暮らすこの新居は、三原氏の政治活動の地盤である神奈川県における重要な拠点となっています。

ローンと名義の実態

この1億円御殿とも呼ばれる自宅ですが、購入にあたってはキャッシュ一括払いではなく、多額のローンが組まれていることが明らかになっています。具体的には約9,000万円のローンが設定されており、所有権の割合は三原氏が65％、夫が35％となっているようです。

政治家の資産公開において、不動産は「固定資産税の課税標準額」などで評価されますが、多額の借入金がある場合、純粋な資産価値としての評価と、手元の流動資産（現金）とのバランスは複雑になります。

SNSから見える生活の様子

三原氏は自身のSNSを通じて、愛犬と過ごす自宅での様子や、リラックスした表情の写真を投稿することがあります。白を基調とした洋風の建物や、こだわりのインテリアが垣間見えるこれらの投稿からは、多忙な公務の合間に心休まる空間を大切にしていることが伝わってきます。

ランキング上位に入るような派手な芸能人豪邸とは一線を画し、プライバシーを守りつつも、地域に根差した生活を送っている様子がうかがえます。

夫であり事務所の所長も務めるパートナーと共に築いたこの自宅は、単なる住まいというだけでなく、夫婦で支え合いながら政治という厳しい世界を戦うための「城」としての役割を果たしているのです。

1億円という金額は大きく聞こえますが、夫婦共働きで返済していく計画的なマイホーム購入であり、決して不透明な資金によるものではないことが理解できます。

実家は板橋区？貧しかった幼少期と経済事情

現在の華やかなキャリアや大臣としての姿からは想像し難いかもしれませんが、三原じゅん子氏の生い立ちは経済的な困難と隣り合わせのものでした。

東京都板橋区で育った彼女の幼少期は、父親が経営していた印刷会社の倒産によって一変します。借金取りが家に押しかけ、家財道具に差し押さえの赤紙が貼られる光景を目の当たりにするなど、子供心に深く刻まれる壮絶な経験をしています。

困窮生活が育んだ政治家としての原点

家計を支えるために、母親は夜の仕事に出て必死に働きました。三原氏自身も、こうした経済的な苦境を脱するために、また母を助けるために、幼い頃から劇団に入り芸能活動を開始しました。

華やかな芸能界での成功は、単なる名声のためではなく、家族が生きていくための手段でもあったのです。この時期に経験した「お金がないことの辛さ」や「社会的な弱者が置かれる厳しい現実」は、現在の彼女の政治信条に大きな影響を与えています。

こども政策担当大臣として、「こども家庭庁」の舵取りを担い、児童虐待問題や子供の貧困対策、ひとり親家庭への支援などに情熱を注ぐ背景には、自身の原体験があると考えられます。単に教科書的な政策論ではなく、痛みを知る人間だからこそ語れる言葉が、会見や国会発言の端々に表れています。

母への感謝と次世代への想い

三原氏は折に触れて、苦しい時代を支え続けてくれた母親への感謝を口にしています。最終学歴が中卒（高校中退）であることや、若くして社会に出たことへのコンプレックスをバネにしつつ、実力で道を切り拓いてきました。

現在、保育士の処遇改善や保育の質向上、さらには妊娠・出産に関わる女性への支援制度拡充などに取り組む姿勢は、かつての自分のような境遇にある「子ども」や「女性」を一人でも減らしたいという強い使命感に基づいています。

自身の過去を隠すことなく、むしろ政策の原動力に変えている点こそが、三原じゅん子氏の政治家としての強みです。彼女が推進する給与引き上げや支援加算といった具体的な施策は、自身の経験に裏打ちされた、生活者の視点に立った解決策なのです。

女優時代の全盛期収入と比較！議員の方が稼げる？

かつてのアイドル・女優としての輝かしい経歴を持つ三原じゅん子氏ですが、現在の国会議員としての収入と、芸能界全盛期の収入のどちらが高いのかは、多くの人が関心を寄せるテーマです。

結論から言えば、単年度の爆発的な収入額では芸能界時代が上回っていた可能性がありますが、長期間にわたる安定性や、経費として使える活動資金の規模を含めると、政治家としての現在の方が総合的な「資金力」は高いと分析できます。

人気に左右される芸能界と、法的に身分と歳費が保障される国会議員とでは、収入の質そのものが大きく異なるのです。

爆発力の芸能界と安定の政界

1980年代、ドラマ『3年B組金八先生』でのブレイクや歌手活動、さらにはカーレーサーとしての活躍など、三原氏の芸能活動は多岐にわたりました。当時のトップアイドルや売れっ子女優の年収は数千万円から億単位に達することもあり、ヒット曲の印税やCM契約料などが収入を大きく押し上げていたと考えられます。

しかし、芸能界の収入は「水物」であり、翌年も同じ稼ぎが得られる保証はありません。ランキングの順位変動やスキャンダル一つで仕事が激減するリスクと常に隣り合わせです。

一方で、現在の三原氏は自由民主党の参議院議員として3期目の当選を果たし、大臣ポストに就くなど、党内でも確固たる地位を築いています。国会議員の歳費（給与）は法律で定められており、不景気や個人の人気の浮き沈みに関係なく、毎月定額が支給されます。

さらに、期末手当（ボーナス）もしっかりと支払われるため、生活の基盤は極めて盤石です。この「予測可能な高収入」は、不安定な芸能生活とは対照的なメリットと言えるでしょう。

「第2の財布」を含めた実質的な資金力

政治家の収入を考える際に見落とせないのが、給与以外の活動資金です。表向きの年収に加え、月額100万円の調査研究広報滞在費や、政党からの交付金などが支給されます。これらは個人の所得ではありませんが、政治活動を行うための潤沢な資金として機能します。

以下に、芸能時代と議員時代の収入の性質を比較しました。

こうして比較すると、現在の三原氏は「こども家庭庁」を所管する大臣として、保育士の人件費問題や処遇改善に向けた政策実行に関わるなど、お金では換算できない強大な権限と責任を持っています。

単純な個人の手取り額だけを比べれば全盛期の芸能活動に軍配が上がる場面もあるかもしれませんが、公的な資金を動かし、社会制度そのものを変えることができる現在のポジションは、キャリアの到達点として非常に高い位置にあると言えます。

かつての名声だけでなく、実務家としての実績も積み重ねることで、彼女は「稼げる」以上の価値を自身のキャリアに見出しているのです。

なぜ政治家へ転身した？金八先生からの手紙と覚悟

人気女優としての地位を捨て、なぜ厳しい批判も予想される政治の世界へ飛び込んだのか。その最大の理由は、三原じゅん子氏自身が経験した壮絶な病との闘いにあります。

2008年、子宮頸がんを患い子宮を摘出するという人生の大きな岐路に立たされた彼女は、そこで日本の医療制度やがん対策の遅れ、そして患者支援の不足を痛感しました。単なるタレント候補としての腰掛けではなく、自らの命と引き換えに得た気づきを政策として実現するため、退路を断って政界入りを決意したのです。

がん闘病で直面した医療と制度の壁

三原氏が政治を志したきっかけは、自身が患者としてクリニックや病院に通い、闘病生活を送る中で感じた「制度の壁」でした。当時、がん検診の受診率向上や、若者世代への啓発、ワクチン接種の理解促進など、解決すべき問題は山積みでした。

特に女性特有の疾患や妊娠・出産に関わる機能（妊孕性）温存への支援は不十分であり、彼女は「自分が当事者として声を上げなければならない」という強い使命感を持つようになります。

自由民主党の門を叩いた当初は、「タレントはいらない」と冷ややかな対応をされることもありました。しかし、彼女は芸能活動を引退し、茶髪を黒く染め直し、本気で政治に取り組む姿勢を行動で示し続けました。介護施設を運営し、現場で職員や利用者の声を聞いてきた経験も、彼女の背中を押す要因となりました。

恩師・武田鉄矢氏が贈った言葉

この大きな決断を支えたのが、ドラマ『3年B組金八先生』での恩師役であり、人生の師でもある武田鉄矢氏からの手紙でした。三原氏が政治家への転身を相談した際、武田氏からは「君の覚悟は美しい」という言葉と共に、激励の手紙が送られました。

そこには、これから政治の師となる野田聖子議員への敬意と、三原氏への変わらぬ愛情が綴られており、今でも彼女の議員会館のデスクに大切に飾られています。

当選後は、厚生労働委員長などの要職を務め、がん対策基本法の改正や、こども家庭庁の創設に向けた議論をリードしてきました。SNSでの発言が時に物議を醸すこともありますが、その根底にあるのは「命を守りたい」「苦しむ人を減らしたい」というぶれない信念です。

婦人科系の疾患や不妊治療への支援拡充など、具体的な成果を積み上げている姿は、かつての「ツッパリ」イメージを払拭し、実務能力の高い政治家としての評価を確立しつつあります。彼女の転身は、個人的な体験を社会全体の利益（公益）へと昇華させた、稀有な例と言えるでしょう。

三原じゅん子の年収を支える家族と夫の存在とは

• 旦那の職業は？24歳年下夫は元秘書で事務所所長
• 夫の学歴や現在の仕事ぶり！ヒモ説の真相
• 最終学歴は中卒？実家の母が支えた芸能活動
• 子供はいる？流産やがんを乗り越えた家族の絆
• こども政策担当大臣としての実績と今後の期待

旦那の職業は？24歳年下夫は元秘書で事務所所長

三原じゅん子氏の夫である中根雄也氏は、現在「三原じゅん子事務所」の所長を務めており、政治活動における実務の最高責任者として手腕を振るっています。

2016年の結婚当初は、24歳という年齢差や、元公設秘書という立場から様々な憶測を呼びましたが、現在は三原氏にとって公私ともに欠かせないパートナーとしての地位を確立しています。単なる配偶者という枠を超え、国会議員の事務所運営という重責を担う彼の職業的役割について詳しく解説します。

公設秘書から事務所トップへの転身

中根氏は結婚当初、三原氏の公設第二秘書を務めていました。しかし、配偶者が公設秘書（国費で給与が支払われる秘書）を務めることに対しては、道義的な観点から議論が生じやすい側面があります。そのため、結婚を機に公設秘書を退職し、現在は三原氏の個人事務所の所長（私設秘書）として活動しています。

事務所所長としての業務は多岐にわたります。スケジュールの調整や陳情への対応はもちろん、他の秘書や職員のマネジメント、さらには選挙戦における戦略立案のサポートなど、組織の要としての判断力が求められます。

特に三原氏がこども政策担当大臣や女性活躍担当大臣といった要職に就いてからは、省庁との連絡調整や会見の準備など、その業務量は膨大になっていると考えられます。中根氏が裏方として盤石な体制を築いているからこそ、三原氏は国会やメディアの前で存分に発信力を発揮できるのです。

SNSでも垣間見える信頼関係

三原氏のSNSやブログでは、夫である中根氏とのツーショット写真が度々公開されています。例えば、天皇誕生日の祝賀行事のために皇居を訪れた際のフォーマルな装いや、選挙期間中に二人三脚で街頭に立つ姿などが報告されています。これらの投稿からは、年齢差を感じさせない対等な信頼関係と、政治家としての同志的な絆がうかがえます。

一部では「年下夫」というレッテルを貼られることもありますが、実際には三原氏の健康管理から精神的なサポートまでを全面的に担っており、その貢献度は計り知れません。三原じゅん子という政治家が安定して活動を続けられる背景には、夫であり事務所所長である中根氏の献身的な支えがあるのです。

夫の学歴や現在の仕事ぶり！ヒモ説の真相

インターネット上で散見される「ヒモではないか」という心ない噂ですが、中根雄也氏の経歴や現在の仕事ぶりを検証すれば、それが全くの誤解であることがわかります。

彼はしっかりとした学歴と社会人経験を持ち、政治の世界でも実績を積んできたプロフェッショナルです。ここでは、彼の具体的なキャリアパスと実務能力に焦点を当て、噂の真相を解明します。

大手企業と政治の現場で培った実務能力

中根雄也氏は神奈川県出身で、駒澤大学経済学部を卒業しています。大学卒業後は、世界的なアパレル企業であるファーストリテイリング（ユニクロの運営会社）に就職し、店舗運営や接客、スタッフ管理などの経験を積みました。

厳しい実力主義で知られる大手企業での勤務経験は、現在の事務所運営における組織マネジメントや、有権者への丁寧な対応に活かされていると考えられます。

その後、政治への志を抱き、星野剛士衆議院議員の秘書を務めた後、自身の選挙出馬（藤沢市議選・惜敗）を経て三原事務所に入所しました。つまり、三原氏と出会う前から政治の現場を知る人物であり、秘書としてのスキルを一から叩き込まれた実務家なのです。以下に、中根氏のキャリアを整理しました。

陰で支える「内助の功」以上の役割

現在の仕事ぶりにおいても、中根氏は単なる付き人ではありません。三原氏が取り組む「こども家庭庁」関連の政策や、保育士の処遇改善、不妊治療支援といった専門的な課題に対しても、資料収集や関係各所との調整役として深く関与しています。

特にSNSを活用した広報戦略や、若者世代への発信については、年齢の若い中根氏の感性がプラスに働いている側面もあるでしょう。

また、給与面に関しても、事務所所長としての適正な報酬を得ているはずであり、三原氏の収入に依存しているわけではありません。

「ヒモ」という言葉は、彼の経歴や日々の激務を知らない外野の無責任な発言に過ぎません。むしろ、優秀な右腕を家庭内に得たことで、三原氏の政治活動の質と量は飛躍的に向上していると言えます。

最終学歴は中卒？実家の母が支えた芸能活動

三原じゅん子氏の最終学歴は、明治大学付属中野高等学校定時制の中退であり、形式上は「中卒」となります。しかし、彼女はこの事実を隠すことなく、むしろ自身のアイデンティティの一部として受け入れ、政治活動の原動力に変えています。

そこには、経済的に困窮した実家の事情と、それを支えようと奮闘した母との深い絆がありました。彼女がなぜ「こども」や「女性」、そして「教育」の問題に熱心に取り組むのか、そのルーツは幼少期の体験にあります。

高校中退を選ばざるを得なかった家庭事情

東京都板橋区で育った三原氏ですが、父親が経営する会社の倒産により、生活は一変しました。借金取りの影に怯える日々の中で、家計を支えるために母は夜の仕事に従事し、三原氏自身も幼い頃から劇団に入り、子役として働き始めました。

中学校時代にドラマデビューを果たし、『3年B組金八先生』でブレイクした頃には、学校に通う時間すら確保できないほどの多忙を極めていました。

高校に進学したものの、芸能活動と学業の両立は物理的に困難であり、また家計を助けるために「稼ぐ」ことが最優先される状況でした。結果として高校を中退することになりましたが、それは決して怠慢によるものではなく、家族を守るための苦渋の決断でした。

この「学びたくても学べなかった」「働かざるを得なかった」という経験は、現在彼女が推進する「教育の無償化」や「ヤングケアラー支援」といった政策への強い共感と情熱に繋がっています。

母の献身が作った今の政治姿勢

三原氏は常々、どんなに苦しい時でも自分を信じ、支え続けてくれた母親への感謝を口にします。芸能界という不安定な世界で精神をすり減らす娘を、母は一番近くで守り続けました。自身が婦人科系の病気（子宮頸がん）を患い、妊娠・出産の機能を失った際も、共に泣き、励ましてくれたのは母でした。

こうした経験から、三原氏は「困難な状況にある女性や子どもを社会全体で支える仕組みが必要だ」と強く訴えます。保育士の給与引き上げや、ひとり親家庭への支援拡充、さらには女性特有の健康問題への対策など、彼女が掲げる政策の多くは、母と二人三脚で歩んできた人生そのものが反映されています。

学歴社会の評価軸では測れない「生きる力」と「痛みを知る優しさ」こそが、政治家・三原じゅん子の最大の武器であり、多くの有権者から共感を集める理由となっているのです。

子供はいる？流産やがんを乗り越えた家族の絆

三原じゅん子氏には現在、実の子供はいません。過去に度重なる流産という辛い経験をし、さらに子宮頸がんの治療のために子宮を全摘出したことで、自らの子供を望むことができない身体となりました。しかし、そうした絶望的な状況を乗り越え、現在は24歳年下の夫と愛犬と共に温かい家庭を築いています。

彼女が政治家として「こども」や「女性」の健康問題に強いこだわりを見せる背景には、一人の女性としての壮絶な苦悩と、それを支えた家族の絆がありました。

繰り返された悲劇と子宮頸がんとの闘い

最初の結婚、そして二度目の結婚生活において、三原氏は二度の妊娠を経験しましたが、いずれも流産という悲しい結末を迎えました。「赤ちゃんが欲しい」という強い願いを持ちながらも、その腕に我が子を抱くことは叶わなかったのです。

さらに追い打ちをかけるように、2008年には子宮頸がんが発覚します。自身の命を守るために子宮の摘出という決断を迫られた彼女は、手術によって「子供を産む」という可能性を完全に失うことになりました。

当時、彼女は婦人科のクリニックに通いながら、なぜ自分だけがこれほど過酷な運命を背負わなければならないのかと、底知れぬ絶望感に襲われたといいます。しかし、そのどん底から彼女を救ったのは、同じ病気と闘う仲間たちの存在や、自身の経験を社会のために役立てたいという新たな使命感でした。

「自分は母になることはできなかったけれど、社会の母親として、すべての子どもたちを守りたい」。この強い想いが、後の政治活動の原点となっています。

「産めない体」を背負って見つけた新しい使命

現在は、元秘書である夫の中根雄也氏と、愛犬と共に穏やかな日々を送っています。夫との間に子供はいませんが、年齢差や「子供がいない」という事実を超えた深い信頼関係で結ばれています。夫は彼女の身体的な事情や過去の痛みをすべて受け入れた上で、公私にわたり彼女を支え続けています。

三原氏は自身の経験を隠すことなく、SNSや講演会、会見などで積極的に発言しています。それは、同じような苦しみを抱える女性たちへのエールであり、検診の重要性を訴える警告でもあります。

流産や病気によって失われた命への想いは、決して消えることはありません。だからこそ、彼女は今、参議院議員として、そして一人の人間として、未来ある子供たちの命と笑顔を守るための活動に全力を注いでいるのです。

こども政策担当大臣としての実績と今後の期待

2024年、第1次石破内閣にて「こども政策担当大臣」に就任した三原じゅん子氏は、自身のライフワークとも言えるこども家庭庁の所管業務において、具体的な実績を積み重ねています。

特に、長年の課題であった保育現場の環境改善や、児童虐待防止に向けた取り組みは、彼女が政治家として最も力を入れている分野です。ここでは、大臣として実行に移してきた主な政策と、これからの日本社会を変えていくための期待について解説します。

保育士の処遇改善と現場目線の改革

三原氏は大臣就任以前から、保育士の処遇改善や配置基準の見直しについて熱心に議論を重ねてきました。保育現場では、低い給与水準や過酷な労働環境による人手不足が慢性的な問題となっており、これが待機児童問題や保育の質の低下を招く要因となっていました。

そこで政府は、こども家庭庁を中心として、保育士の人件費に対する公定価格の引き上げや、職員配置基準の改善（75年ぶりの見直し）など、矢継ぎ早に対策を打ち出しています。

具体的には、チーム保育を推進するための加算要件の緩和や、処遇改善等加算の仕組みを見直すことで、現場で働く職員の給与が確実に上がるような制度設計を進めています。三原氏は施設を視察し、現場の声を直接聞くことで、机上の空論ではない実効性のある政策を追求しています。

こども家庭庁が目指す虐待のない社会へ

また、児童虐待防止対策も待ったなしの課題です。三原氏は、妊娠期から子育て期まで切れ目なく家庭を支援する「こども家庭センター」の整備を加速させています。

虐待のリスクが高い家庭を早期に発見し、適切な支援につなげるためには、自治体や関係機関との連携が不可欠です。彼女は委員長として報告を受けるだけでなく、自ら発信することで、社会全体の意識改革を促しています。

さらに、SNSを活用して若者世代の意見を吸い上げる仕組み作りにも積極的です。かつて「若者の気持ちがわからない政治」と批判されることもありましたが、三原氏は若者の視点を取り入れた政策決定プロセスを重視しています。

ランキングや数字だけの成果にとらわれず、一人ひとりの「こども」が幸せを感じられる社会を実現すること。これこそが、三原じゅん子大臣に託された最大のミッションであり、多くの国民がその手腕に期待を寄せています。

三原じゅん子の年収と資産の実態についての総括

三原じゅん子氏の年収は大臣給与などを含め約2900万円と推定され、芸能時代以上の安定性を誇ります。資産公開がゼロなのは制度の仕組みによるもので、実際は夫と築いた確かな生活基盤があります。貧困や病を乗り越えた強さを原動力に、その高水準な待遇に見合う責任を持って、こども政策などの課題解決に真摯に取り組んでいます。

記事のポイントをまとめます。

• 議員歳費と大臣給与の合計年収は約2900万円
• 年1200万円の旧文通費が実質的な第2の財布
• 資産公開ゼロは普通預金が対象外という仕組みのため
• 横浜の自宅は総額1億円超えとされる高級物件
• 購入は一括ではなく夫婦で多額のローンを組んでいる
• 幼少期は父の会社倒産による借金取りと貧困を経験
• 家計を支えるため子役デビューし芸能界へ入った
• 芸能全盛期より現在の議員報酬の方が安定性は高い
• 子宮頸がんによる全摘手術が政治家転身の契機
• 恩師・武田鉄矢からの手紙が政治への挑戦を後押し
• 夫は24歳年下の元公設秘書で現在は事務所所長
• 夫は大手企業経験もある有能な実務家でヒモではない
• 最終学歴は中卒だが母への感謝を活動の原動力とする
• 流産と手術で子供を諦めた痛みが政策への熱意の源
• こども政策担当大臣として保育士処遇改善などを推進